よくいただくご質問で、
「痛い時は冷やすか温めるかどちらが良いの?」
と聞かれます。
冷やすか温めるかを判断するポイントは、
「炎症」しているかどうかです。
痛みがきつい急性期には炎症がおき、
慢性期には炎症が収まっていきます。
冷やした方が良い場合
こけてヒザを打撲した、足をねん挫した、肘をひねった、急にきたギックリ腰、朝起きて寝違えてた・・・
など、急に何らかの力がかかった時の痛みには炎症が伴います。
そんな炎症症状が出ている時に温めると、逆に痛みが悪化してしまいます。
痛みが生じてから1~2日間はアイスノンやパップ材(白い厚みのある)の冷湿布などで冷やしてあげてください。
温めた方が良い場合
慢性的な肩こりや腰痛などには温めてあげると良いでしょう。
筋肉が疲労し、硬くなると血行不良になり重だるい痛みが出ます。
温める事によって血流が良くなり、筋肉に酸素と栄養を送ってあげられます。
お風呂にゆっくり浸かる、湯たんぽ、ホットパック、カイロなどで温めてみて下さい。
それでも、
ご自分の痛みが、
炎症が出ているのか?
そうでないのか?
わかりにくい場合がありますよね。
まず、温めてしまうと、炎症がきつくなる恐れがあるため、試しに冷やしてみましょう。
アイスノンを痛む箇所に当ててみて、心地よい感覚なら炎症が起きている場合があります。
アイスノンは同じところに当て続けると冷えすぎるので10分程冷やしたら一度離してみたりしてください。
それでもわかりにくい場合は茶色い、ロキソニンテープやモーラステープなどを貼ってみてはいかがでしょうか?
消炎剤に加え、鎮痛成分も入っているので、炎症がある時も、慢性的な時にも有効です。
密着するのでかぶれやすい方はご注意ください。